展示のご案内
EXHIBITIONS
生活美学研究所統合・登録博物館登録記念
武庫川女子大学附属総合ミュージアム2024年度秋季展
「女子学生は何を学んだのか -教育標本資料に見る女子高等教育の黎明-」
本展覧会では、女子の高等教育が実施された黎明期にあたる1900年代初頭から昭和戦後期までを対象とし、女子学生が何を学んだのかについて教育標本資料から概観します。
教育標本資料とは、大学ミュージアムの収蔵資料の中にひっそりと遺されていたり、研究室や実習室、階段下の片隅に眠ったりしていて、学舎の改築や移転などの機会に日の目を見ることになった、かつての教材や教具・調査データ等々です。これらは、講義や調査研究の現場で活用された実物であり、いわば生き証人といえ、時代に即した調査研究や、往時の学生たちが何を学んだのかを直接的に示唆してくれます。今回は、女子高等教育に関する展覧会の第1回として、こうした教育標本資料を取り上げました。OA機器やデータのデジタル化もない時代において、教育標本資料は、重要な教材であり、その内容も多岐に及びます。今回は掛図と裁縫雛形、関連する教科書、有職人形を中心に取り上げ、教育標本資料に見る多様な価値や関係性の発掘によって、女子学生が何を学んだのかについて考える契機としたいと思います。
なお本秋季展は、奈良女子大学との大学間包括連携事業の一環として開催されるものです。
会期 | 2024年10月2日(水)~12月4日(水) |
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開館時間 | 平日 10:00~16:30 ・ 土曜 10:00~15:00 |
休館日 | 日曜日(ただし、10月6日・10月13日は開館) |
入館料 | 無料 |
場所 | 学術研究交流館(IR館)5階ギャラリー |
【講演会】
奈良女子大学所蔵の教育標本資料について
日時 |
2024年10月19日(土) 13:30~15:00(開場13:00) |
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講師 | 宮路淳子(奈良女子大学 教授) |
会場 | 武庫川女子大学 日下記念マルティメディア館1階 マルチメディアホール |
*現地とオンラインでのハイブリッド開催いたします。
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*講演会当日は、講演会終了後も展示をご覧いただけます(16:00まで開館予定)