認知症予防研究部門では「認知症予防教室」を企画し,認知症予防に対して効果的と考えられている二重課題運動をはじめ,健康支援プログラムとして回想法や種々のワークによるコミュニケーション,音楽療法及び食教育を取り入れたプログラムの長期介入が,日本人高齢者の認知機能の改善に有用であるかを検証していきます。
このように,認知症予防研究部門では医学,健康・スポーツ科学,心理・社会福祉学,栄養学,応用音楽学,看護学などの学際的なアプローチにより,高齢者の認知症予防に有用な介入方法について継続的に研究を進めていきます。
認知症予防教室でのアプローチ(約1年間の長期介入)
健康・スポーツ科学
●軽運動と二重課題
心理・社会福祉学
●高齢者の認知機能について心理アセスメントを行い,心理的健康度をチェックする。
栄養学
●栄養評価・食事支援による血管リスク管理改善プログラム
(認知症の発症リスクを高める糖尿病、高血圧、動脈硬化などの予防・改善を含む)
応用音楽学
●楽器演奏と歌唱のプログラム
看護学
●回想法を使用したコミュニケーションプログラム