演奏学科

演奏学科

アーティストの思考・感性で社会人として輝く

演奏学科には、声楽・ピアノ・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット・サクソフォン・ホルン・トランペット・トロンボーンの専修があります。

個々の技術向上はもちろんのこと、多角的に音楽を理解するために様々な科目を用意。少人数の授業で深く学べます。また国立ミラノG.ヴェルディ音楽院元教授ヴィトーリオ・テッラノーヴァ氏やパリ国立高等音楽院ピアノ科教授イヴ・アンリ氏らをはじめ、世界的にもトップクラスの演奏者、指導者を招き、特別レッスンを行っています。さらに、総合大学ならではの多彩なカリキュラムから、音楽以外の教養を幅広く身に付け、専修での学びに生かすことができます。

年数回行う学内のオーディションで選ばれると、「定期演奏会」や「甲子園会館の音楽會」シリーズにおいてソリストとしてオーケストラとの協演やジョイントコンサート出演、学内の演奏会の出演のほか、アメリカのボールステイト大学でリサイタルを開催する機会も与えられます。

Point1数多い演奏のチャンス

学内でのコンサートをはじめ、ソリストとしてオーケストラと協演するなど、演奏のチャンスが豊富にあります。
大学主催の演奏会はこちら をご覧ください。

Point2学生の未来設計に沿った細やかな指導

一流講師による細やかな指導で基礎力を磨き、多様な音楽の場での活躍を目指します。
また、指導者になるために必要な能力も身に付けていきます。

特別レッスン

年数回国内外の優れた演奏家、指導者を特別講師として招き、特別レッスンを行っています。

<近年の招へい講師>

  • 宮本史利(バリトン歌手、一般社団法人よこすかの音楽家を支援する会代表)
  • 三井ツヤ子(メゾソプラノ歌手、京都市立芸術大学名誉教授)
  • V.テッラノーヴァ(テノール歌手、元イタリア・ミラノ・ヴェルディ音楽院教授)
  • G.パンツァ(コレペティトゥア、イタリア・ミラノ・ヴェルディ音楽院教授)
  • C.ソアレス(ピアニスト、大阪音楽大学特別教授、同志社女子大学講師)
  • I.アンリ(ピアニスト、フランス・パリ国立高等音楽院教授)
  • B.ベクテレフ(ピアニスト、ロシア・モスクワ音楽院での教鞭の後、(元)武庫川女子大学教授)
  • R.キルバーン(ピアニスト、アメリカ・ボールステイト大学准教授)
  • A.ツェルニー(ピアニスト、スイス在住)
  • 小山由美(メゾソプラノ歌手、ドイツ在住)
  • A.S.ノックレベルグ(ピアニスト、ドイツ・ハノーヴァー音楽院元教授、ノルウェー国立音楽院元教授)
  • 岩崎淑(ピアニスト、桐朋学園大学大学院大学教授)

Point3多彩な授業から音楽人としてのレベルアップを目指す

オペラ、合唱指導法、協奏曲、伴奏法、合奏など、各専修には充実した授業を用意しています。また、国内外の著名な演奏家からレッスンを受けることができます。

演奏奨学生制度

演奏奨学生制度は、人格・演奏技能共に優秀な学生に学費(授業料、教育充実費、学生研修費)を給付(全額または半額)、および入学金(入学申込金)を免除(全額または半額)する制度です。
対象は演奏学科声楽専修とピアノ専修です。詳細は音楽学部事務室にお問い合わせください(「演奏奨学生入試」のページでも詳細をご案内しています)。

先輩からのメッセージ

佐々木 ひかる

先輩からのメッセージ佐々木 ひかる
受験生へのメッセージ
私は中学時代は部活で合唱に親しみ、高校時代は演劇科のある高校に進学して歌、ダンス、お芝居を学びました。大学を決める際には、もう一度基礎から大好きな歌を学びたいと思い、自宅から通える本学部演奏学科声楽専修を受験しました。
本学は、教員を目指す学生へのサポートが充実しています。特に、学習指導計画の立て方から授業実践まで、何度もご指導いただいたことは卒業後、教員になってから非常に役立ちました。
卒業後は中高一貫校で6年間音楽科教諭として勤務し、「音楽あふれる学校に」という目標に向けて、音楽の授業やコーラス部の顧問として生徒たちと日々向き合いました。音楽の魅力を伝える上で私が最も大切にしていたことは、自分自身が現役で歌い続け、音楽を学び続けるということでした。過去の経験や知識だけでは限界があるので、常に学び続けることで時代の変化や流行を把握し、それを授業や合唱指導に生かすことを意識していました。
現在は、働き方を変えて中高一貫校で非常勤講師として音楽を教えながらコーラス部の外部コーチとして合唱の指導を続けています。また、歌い続けることで培った歌唱技術や表現力を次の若い世代に伝えていきたいという思いから、ボーカル講師としても活動しています。自分自身が舞台に立つことにも力を入れており、Musical lab♪に所属し、学校公演で全国各地をまわり、ミュージカルの魅力を伝える活動を行ったり、コンサートやライブにも出演したりしています。
先生方はいつも親身に話を聞いてくださり、声楽やピアノの指導だけでなく、人として大切なことも教えてくださいました。また、大変なときもありましたが、それを一緒に乗り越えていける仲間と出会うことができました。みなさんが本学部で先生方や仲間と共に、充実した日々を送られることを願っています。
プロフィール

兵庫県立宝塚北高等学校演劇科、武庫川女子大学音楽学部演奏学科声楽専修卒業(2016年3月)。6年間、中高一貫校の音楽科教諭として勤務し、コーラス部の指導を行い、指揮者として全国大会に出場する経験を持つ。現在は中高一貫校で音楽の非常勤講師として勤務し、コーラス部の外部コーチも務める。その他、学校公演で子どもたちにミュージカルの魅力を伝えたり、コンサートやライブにも多数出演したりと演奏活動にも力を入れている。

前田 あすか

先輩からのメッセージ前田 あすかさん
受験生へのメッセージ
私は、小学校の先生になることが夢でした。高校2・3年生は教員養成系のコースに所属していましたが、高校2年生の冬ごろに音楽を勉強したいと思うようになりました。私は高校1年生の春に武庫川学院音楽教室で声楽のレッスンを受け始め、その後ピアノを習いました。中学1年生からコーラス部に所属はしていたものの、合唱コンクールの選抜メンバーには選ばれないことが多くあり、悔しい思いを経験したことから、歌の上達のために声楽を習い始めました。歌、さらにピアノを始めたのが遅かったこともあり、大学受験の実技試験の準備には苦労しましたが、先生方や家族に支えがあって、なんとか合格することができました。
大学に入学してからは、実技の練習、講義、そして中学校・高等学校教員免許(音楽)を取得するための教職課程でも学び、忙しいながらも充実した学生生活を過ごすことができました。週末には浜甲カンタービレの活動にも取り組み、学外でもたくさんの学びを得ることができました。大学時代の大きな思い出の一つは、アメリカのインディアナ州にあるボールステイト大学でリサイタルをさせていただいたことです。武庫女では、たくさん演奏するチャンスがあり、学生が学びたい意欲に応えてくれる素晴らしい環境が整っています。
卒業後は、本学音楽専攻科に進学し、その後スロバキアで修士課程を取得、現在も博士課程の学生として勉強を続けています。修士課程修了後は、博士の勉強と仕事を両立させながら生活しています。現在は、ウィーン国立歌劇場のコーラスとして正式に契約し、毎日公演で歌っています。今、大好きな歌を仕事にできているのは、大学時代に武庫女で音楽を、そして人間として大切なことをたくさん学ぶことができたからです。みなさんも、ぜひ充実した学生生活を武庫女で過ごしてください。
プロフィール

武庫川女子大学附属中学校・高等学校卒業(2015年3月)。同大学音楽学部演奏学科声楽専修卒業(2019年3月)。同大学音楽専攻科声楽専攻修了後(2020年3月)。スロバキア国立バンスカ・ビストリツア芸術アカデミー修士課程修了(2022年6月)。同アカデミー博士課程在学中(2026年6月修了予定)。スロバキア国立フィルハーモニー合唱団ソプラノ2として契約(2022年9月〜2023年6月)。ウィーン国立歌劇場合唱アカデミー所属(2023年9月〜2024年8月)。現在は、同立歌劇場合唱団ソプラノ2として契約(2024年9月より)。

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