大学院(男女共学)/ 専攻科紹介

臨床心理学専攻

修士課程(昼間開講) 入学定員 20人
 社会人特別選抜入試を実施しています。

※臨床心理学専攻の修了者は、臨床教育学研究科臨床教育学専攻博士後期課程において昼間で学べます。

臨床心理学専攻

発達臨床を中心とした臨床心理学を学ぶことで、専門性と実践性を備えた心の専門家を育成します。国家資格の公認心理師養成のためのカリキュラムに対応しており、修了後は直ちに公認心理師の受験資格を取得できるほか、並行して臨床心理士の受験資格も取得できます。

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研究分野

「臨床心理学」

主な研究内容

さまざまな心の病理や問題行動とそれらに対する心理臨床的支援を主たる研究内容とします。そのための基礎として、発達や教育、家族や社会、精神医療や福祉、心理統計などを考究する研究も含まれます。本専攻の研究内容は広い領域にわたっており、学生の興味関心に応じてかなり自由に研究テーマを選択することが可能です。本専攻の教員が取り組んでいる研究テーマの一部を、次に掲げます。

[研究テーマ]

  1. 意思決定における感情の役割に関する行動経済学的研究
  2. 子どものストレス / レジリエンス
  3. 発達障がいの不器用さ(協調運動障害)に関する基礎研究
  4. 青年期のアイデンティティの形成と病理および自己愛の研究
  5. 対人援助職者におけるストレスの自己調整
  6. 発達障害児者への発達支援プログラムや親支援プログラムに関する研究
  7. 発達障害児と被虐待児への心理療法
  8. 児童青年精神医学 / 学校精神保健
  9. 認知心理学 / 言語心理学
  10. 臨床心理学 / 力動的心理療法
  11. 社会的情報処理過程と攻撃性が精神的健康に及ぼす影響に関する研究
  12. 社会心理学 / 情報行動 / リスク認知
  13. 非言語行動 / コミュニケーション
  14. 曖昧情報の伝播に関する研究 / ストレスに関する研究
  15. イメージを用いた心理療法 / 女性性に関する臨床心理学的研究

主な開講科目内容(2020年度)

臨床心理基礎実習
担当 新澤 伸子ほか
内容 臨床心理実習に進む前に、まず臨床心理基礎実習で、4名の教授がオムニバスで基礎を講義し、ロールプレイなどの演習形式で学びます。
臨床心理学特論Ⅰ
担当 佐方 哲彦
内容 心の専門家(臨床心理士・公認心理師)を目指すための基本的態度を理解します。また、心の専門家として、臨床実践や研究を行うために必要な倫理や価値観を学びます。
臨床心理査定特論
担当 佐藤 淳一
内容 臨床心理査定の理論と実際について基本的な理解を身につけます。人格検査の心理査定を理解するには、単に心理検査を理解するだけでなく、その背景となる人格理論を習得することが重要となるので、その学習も含まれます。
心理的アセスメントに関する理論と実践
担当 玉木 健弘
内容 知能検査および発達検査などを中心に、心理検査の特徴や評価方法を学びます。実際に検査を実施することで、専門家として必要な知識と技能の習得を目指します。
司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開
担当 安田 潔
内容 犯罪理論を概観するとともに、犯罪・非行臨床の実務を講義します。犯罪者や非行少年の人格査定や矯正処遇技法を学びます。
保健医療分野に関する理論と支援の展開
担当 山下 仰
内容 公認心理師等の心理実務者として、医療機関や地域で、さまざまな疾病や健康問題を抱える人の心理状態や心理的ストレスの程度・内容を理解し、精神状態や精神疾患を適切に把握し、必要な心理的支援を行える能力を育成します。
発達心理学特論
担当 小花和 W. 尚子
内容 人の発達を心理学的にとらえる際の視点および方法が発達への評価と支援に与える影響を学習します。さまざまな発達の問題を抱えた人々の状態を的確に把握し、支援するための方法について考察します。
教育心理学特論
担当 三浦 彩美
内容 教育心理学の基礎的な知識を学び、その理論と研究アプローチに関する理解を深めることを目的とします。
神経心理学特論
担当 萱村 俊哉
内容 神経心理学の理論や研究法などの基礎的な学習の上に、神経発達障害群や神経認知障害群などのアセスメントで使用される各種検査法について解説します。ワークも取り入れ、神経心理学的検査の実践力を養います。
心理統計法特論
担当 井上 雅勝
内容 具体的な実験・調査事例に基づく統計処理法を解説します。データ処理・統計処理に習熟するため、Excel、Rを用いた分析課題などを遂行します。
産業・労働分野に関する理論と支援の展開
担当 佐藤 安子
内容 就労者への心理支援に必要な理論、組織への関わり方及び関連法規を座学で学んだ上で、メンタルヘルスの模擬研修と質疑応答による演習を取り入れて、就労者支援に必要な知識を体験的に学びます。

最近の学位論文題目より

  • 青年期にある社会人のアイデンティティ危機経験とその克服過程
  • 神経性過食症患者の実行機能に関する臨床的研究―慶應版ウィスコンシンカード分類検査とRey-Osterrieth複雑図形検査を用いて―
  • 発達障害の子どもをもつ保護者と保育者のコミュニケーションに関する研究―就学前施設におけるやりとりに着目して―
  • 援助要請不安と自己意識およびビデオ通話カウンセリングの関連の検討
  • 女子大学生の衝動性、対人ストレスコーピングとリスクテイキング行動との関連
  • 高齢者の自己愛傾向および自尊感情が怒りとその表出方法に及ぼす影響
  • スクールカウンセラーによる発達障害児を受け持つ教師へのコンサルテーション研究
  • 心理職者のリアリティ・ショック体験からの回復過程に関する研究
  • 透析導入前後の患者に対する臨床心理学支援の意義について
  • 教諭による小学生へのソーシャル・エモーショナル・ラーニングの実践事例研究
  • 保育現場における保育者へのコンサルテーションについて―保育者とカウンセラー双方の立場から―

授業科目(参考 

履修方法

2年以上在学して、必修科目19単位を含む30単位以上(関連科目を含む)を修得し、さらに修士論文を提出してその審査および最終試験に合格すること。

学位授与

修士課程に在学して、所定の単位を修得し、さらに修士論文の審査および最終試験に合格した者には、修士(臨床心理学)の学位を授与する。

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