在学生満足度アンケート2005
武庫川女子大学
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満足度アンケート調査結果に対する総括意見
I、満足度が高い事項
[1] クラス担任制度と丹嶺学苑宿泊研修:本学の特色の一つであるクラス担任制度と宿泊研修については、次のような点で高い満足度を得ています。
皆さんは、入学後、学部・学科および学年毎に区分されたクラスに所属し、クラス担任による種々の指導を受けます。クラス毎に授業時間割が配当され、その単位で授業も受講することになりますので、大学という大きな組織の中に埋没せずに自己の存在と帰属意識を持つことに有効に機能しています。また、そのクラスは、卒業まで変わらない学科が多いことから、担任とのコミュニケーションが深まり、皆さんにとって親しみやすく頼りがいのある存在となっていると考えています。また、クラスメイトと交流が深まり、たくさんの友人ができたという意見や楽しい学生生活を過ごすことができたとの意見が多くありました。
担任は履修相談は当然ですが、学生生活、進路等の相談についてもきめ細やかな助言をおこなっています。1年次には担任が授業を担当する初期演習の時間を通して、大学生としての自覚と大学生活への適応を促していますが、同時に個別面談を実施することによって学生の皆さんの個々の問題について速やかに対処するように努めています。
緑豊かな自然環境と充実した教育施設の中で、教員と学生の皆さんが寝食を共にし、心身の修練を図り、教員および学友とのコミュニケーションを深める場として創設された丹嶺学苑での宿泊研修は、1年次には、担任制を柱とした初期演習の一環として、規律ある団体生活の中で、担任との、あるいは学生相互の人間的な触れ合いを通して、自主性・協調性・責任感・相互信頼と指導力などの精神的特性の体得と向上を図っています。3年次は、それぞれの専門教育への理解を深めるとともに、各自の将来の進路についての相談の機会として有効に機能していると考えています。

[2] 教育課程:共通教育科目、専門教育科目及び特別教育科目について高い評価を得ています。これは、本学の次のような取り組み(カリキュラムの精選等)によるものであると考えています。
学部・学科および学年の枠を超えて選択履修しうるように設定されている共通教育と専門教育の体系化を図り、共通教育との連携及び専門への導入的役割を果たす科目として専門教育の初期段階に基礎教育科目を設置しています。基礎教育科目には、各学部・学科で独自に設置する科目もありますが、全学的な共通の必修科目として初期演習を設置しています。初期演習は学級担任が担当し、履修指導・生活指導等と合わせて、専門への導入のための基礎段階の演習を実施する本学独自の科目として位置付けられています。
学生の皆さんの主体性や幅広い総合的な教養を涵養するために特別教育科目(特別学期に開講)を設置しています。特別教育科目は、複雑化・多様化する現代社会に対応できる柔軟で幅広い知識や思考能力、さらには生涯学び続ける意欲の源となる主体的・自立的な自己教育力の涵養を目指しています。学生の皆さんには「与えられる」教育に満足することなく自ら積極的に「学びとる」姿勢を身につけてもらうことを目的としています。

[3] 新教育支援システム「MUSES」:平成17年度から本格的に稼動している「MUSES」は、次のような点で高い評価を得ています。
学生生活におけるあらゆる学生情報および授業に関する履修・受講情報、さらに教員情報等をデータベース化し、一元的に集約管理することで、学生・教員・職員間のコミュニケーションの緊密化を促し、事務処理の効率化・迅速化を図り、一層の「教育サービスの充実化」を実現するものとして開発されました。皆さんが、学生生活で必要な履修登録、事務的な諸手続、および教学情報の取得等、今まで、大学に登学しなければならなかった事項が、自宅のパソコンや携帯電話などでいつでもどこでもリアルタイムに大学のMUSESシステムの情報にアクセスできるようになっています。その他、登録ミスの防止、抽選科目の申し込み状況参照、卒業・資格判定および教学情報の開示など皆さんが要望していた内容が実現され、一層の利便性、正確性および迅速性が向上し、非常に満足度を高めていると考えています。

II、改善要望事項
[1] 授業評価アンケートの意見の反映:教員は常にいろいろと工夫して授業内容の充実に努めていますが、授業評価アンケートも授業の改善に資することを目的として実施しています。
授業評価アンケートのうち、数量的に表されたものについては、集計分析し、各教員に報告しています。各教員はこれをもとに他の授業と比較したり、前年までとの比較などを通じて授業の改善に努めています。数量的な結果については、学科別に「虹」やホームページに掲載しています。
記述された意見につきましては、その授業終了時までに各教員が教室でそれぞれコメントすることとして、学生の皆さんの意見等に対する教員の見解を示すことになっています。また、各担当の教員は、アンケートの概要、これに対してとった措置その他の意見を記して各学科長にその結果を報告することになっており、それぞれ授業の改善にむけての検討材料としています。
授業評価アンケートの意見の反映が一部の教員でなされていないという意見が今回、在学生満足度アンケートで指摘されています。この指摘を真摯に受け止め、教授会や教務委員会といった会議で全教員に対して、アンケートの意見が反映され、授業内容が改善されるよう働きかけをおこなっていきます。

[2] 出席制度と私語:本学では、全学的に出席制度を実施しています。出席制度とは、一定回数以上の出席がなければ、試験を受験できないという制度であり、この制度を前提として、内容的な効果を測定する第二段階としての試験制度が実質を伴って機能すると考えています。出席による受験資格を厳正に調査している結果、学生の皆さんには最低限の授業参加を強制することにしています。
制度のみによって学修を強制することは厳に慎まねばならないと考えていますが、現時点では効果的な学修を達成するためには出席制度を堅持すべきであると考えています。
在学生満足度アンケートの意見として、「出欠をとることによって、単位を取るためにしかたなく授業に出ている人の私語がうるさくて、本気で授業を受けたい人の迷惑になっている。もう大学生なのだから出欠は自己責任だと思う。」といったものがありました。私語は、出席制度によるものだという意見がありますが、出席を制度化していない大学におきましても私語の問題は、大きな問題になっています。
このことから考えますと上記のとおり、本学としては、出席制度は、効果的な学修を達成するため必要なものでありますので、この制度を堅持しつつ、私語を制止する方策を明確化すべきであると考えています。
授業における私語をなくすための最善の方法は、教員が学生の皆さんの関心を惹き付けるような授業内容にすること、つまり講義の内容を学生の皆さんが正確に理解できているという学習本来の面白さが体験できる授業を展開することが大事であります。
次に考えられる方法は、私語を制止して教室内を静粛に保つことをは、教員の役割であることを教員自身が自覚して、例えば、最初の授業でなぜ私語が悪いかを説明し、授業中には私語が発生したら、ただちに教員は対応する必要があります。注意をしたり、私語の内容を確認したりして、授業と関係ない一般の私語については静粛を保つようにすべきであります。
以上のように、全教員が私語への対応を積極的に取り組むように、教務部として教授会や教務委員会といった会議の場で働きかけていく所存であります。
満足度アンケート調査にかかわる事項
【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
授業時間割の改善
●今後の取り組みについて
[1] 共通教育科目と専門教育科目との重複:
できるだけ共通教育科目の時間帯に専門教育科目が重複しないよう、例年、共通教育部より各学科に働きかけています。今後、教務部より同じ時間帯に配当している学科はカリキュラムの見直しで科目を精選するよう促していきます。
[2] 空き時間のない時間割編成:
これまでも可能な限り空き時間がないように配慮していますが、今後はより一層、学科との連携を深めて努力していきます。
[3] 自由な時間割選択:
すべて自由選択にすると受講者数が予想できず、教室配当が困難になりますが、コース制の見直しや他コース科目の履修などを検討することにより、ある程度の自由性を確保するよう努めていきます。
[4] 他学科履修:
各学科のカリキュラムを見直し、より科目を精選することによってスリム化し、他学科の科目を履修することができるよう検討していきます。
●実施(完了)の予定
毎年、改善事項を検討し、継続して実施します。
【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
職員の学生対応の改善
職員のSD(スタッフ・デベロップメント)の充実
●今後の取り組みについて
[1] 職員の対応が悪い・不親切であるといった意見を改善するため、カウンター当番を設け、学生の皆さんが職員に声をかけやすい環境にし、職員も問い合わせや質問事項にすばやく回答できるよう申し送り事項やマニュアル等について整備します。また、問い合わせの多い履修に関する質問や相談には、履修担当が迅速に対応する体制を整備します。さらに教職に関する質問が多いことから、諸資格指導室という専門部署はありますが、教務課でも勉強会を開き教職関係の履修業務について理解を深めるようにしていきます。
[2] カウンター対応の際は笑顔で挨拶をし、学生の皆さんが相談や質問をしやすい雰囲気を作るよう、常に親切・丁寧なカウンター対応を課内ミーティングや班会議で課員に呼びかけていきます。
[3] 学生の皆さんと話し合う機会を設け、学生対応の改善について検討していきます。
[4] 各種のカウンセリング研修へ職員を派遣します。
●実施(完了)の予定
毎年、改善事項を検討し、継続して実施します。
【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
学生の皆さんからの意見の反映について
●今後の取り組みについて
[1] クレーム(苦情)処理…カウンターにおいて学生の皆さんからの意見に細やかに即時対応していきます。また、その記録は残し、教務委員会等で周知し改善を図っていきます。
[2] 各学科幹事懇談会の教務部にかかわる意見に対しては詳細に回答していきます。
●実施(完了)の予定
平成18年度中
【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
授業の間の休み時間の延長について
●今後の取り組みについて
[1] 授業の間の休み時間が延長ができるかどうかにつきましては、教務部常任委員会で検討をおこないます。
[2] 延長できるとなった場合には、具体的な実施案を関係部局に提示し、関係部局から意見を聴取した後、最終実施案を固め大学全体に周知をおこなっていきます。
●実施(完了)の予定
平成19年度末までに
【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
MUSESシステムの学外からの接続できる機能の拡大について
●今後の取り組みについて
平成18年度中に下記のとおり、学外からの接続できる機能を拡大していきます。
[1] 授業時間割参照
[2] 授業日程参照
[3] 出欠・公欠申請・受験資格情報参照
[4] 追・再試験登録状況参照
[5] 個人成績参照
[6] 学友会行事申込・抽選結果参照
[7] 教員業績参照
●実施(完了)の予定
平成18年度中
【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
教室の机・椅子のサイズの改善について
●今後の取り組みについて
建物の新築時、新しく搬入する机・椅子については教務課員と納入業者とが一緒になって人間工学的な面から検討し、試作品も何度かチェックして、座りよいものを選定するよう心掛けています。既存の建物の机・椅子につきましては、一度に取り替えることは難しいですが、教室の改修時に、徐々に取り替えるよう改善を図っていきます。
●実施(完了)の予定
毎年検討継続
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