【著書紹介】
 武庫川女子大学健康・スポーツ科学部 田中美吏研究室      Sport Psychology & Human Motor Control/Learning Lab. 本文へジャンプ
研究室ゼミ





<Amazonの購入ページへリンク>
<嵯峨野書院のホームページへリンク>


<Amazonの購入ページへリンク>
<NAP Limitedの購入ページへリンク>


<Amazonの購入ページへリンク>
<NAP Limitedの購入ページへリンク>


【リンク】
武庫川女子大学
健康運動科学研究所


田中美吏研究室の教育、研究、社会貢献活動を紹介するページです。

お知らせ
New
□「論文や本の紹介」(このページを下にスクロール)を更新しました。(2022年6月30日更新)

□本学の健康運動科学研究所の機関紙「健康・スポーツ科学」12巻が刊行されました。当研究室修士課程OGの西分友貴子氏の修士論文での研究成果が原著論文として掲載されています。以下のリンクより閲覧やダウンロードができます。(2022年4月14日更新)
<健康運動科学研究所内の閲覧やダウンロード用PDFにリンク>

□スポーツ心理学研究に展望論文(総説)が公開されました。(2022年4月8日更新)
【論文題目と著者】スポーツにおけるイップスのアセスメント・症状・対処(柄木田健太・田中美吏・稲田愛子)<J-Stageの公開ページにリンク>
「本研究室の最近業績紹介」(このページを下にスクロール)も参照ください。

□新年度が始まり「研究室ゼミ」のページを更新しました。(2022年4月5日更新)
「研究室ゼミ」のページへジャンプ

過去の履歴



大学院生募集(修士課程)
□武庫川女子大学大学院健康・スポーツ科学研究科内の当研究室では、「スポーツ心理学」や「運動学習」を専門に学ぶ大学院生を募集しています。大学院は共学になり、男女ともに入学可能です。興味のある方はご相談ください。
<健康・スポーツ科学部オリジナルホームページ内の健康・スポーツ科学研究科のページへリンク>

論文や本の紹介
New
2022年6月30日(木) No.357
Katsumata, H. (2007) A functional modulation for timing a movement: A coordinative structure in baseball hitting. Human Movement Science, 26, 27-47. doi: 10.1016/j.humov.2006.09.005
<内容>野球の打撃(バットとボールのコンタクト)において、複数試行での前足のステップのタイミングの変動性が機能的補償として働いていることを示している実験になります。6名の大学生野球選手を対象に、マシンから投じられる速い球と遅い球を打撃する際に、床反力を記録し、鉛直方向成分の解析によって前足のステップ、接地、体重移動時点、さらにはマイクで投球や打撃の時点、動作を撮影し、スイング開始の時点を特定しています。速い球や遅い球のみを打つmono条件と速い球と遅い球がランダムに投じられるmix条件を設け、各条件の速い球と遅い球においてフェアゾーンに打球された5試行を分析対象としています。スイング開始から打撃までのバッティング動作の終末局面には両条件の速い球と遅い球において差がない半面、ステップ足の接地までの時間はmono条件の遅い球で長くなるなど、バッティング動作の前半局面において球速の違いに対応させるステップ足のタイミングの違いが示されています。また各局面の時間の変動性はバッティング動作の前半では大きく、後半になるにつれて小さくなり、打撃時の変動性の小ささは、それまでの局面から推定される打撃時の変動性の値より小さいことから機能的な変動性として働いていることが提示されています。さらに、スイング前半局面の変動性はその後の局面の変動性で補われていることも報告されています。今後の展望として、上肢やバット運動、さらには打撃パフォーマンスも含めて検証していくことの必要性や、この研究で調べられているようなタイミングの協調性が打撃パフォーマンスを評価するうえでの1つのチェックポイントになり得ることなどが考察されています。

2022年6月15日(水) No.356
野村理朗(2011)゛向社会的″共感の心理・生物学的メカニズム.子安増生・大平英樹(編)、ミラーニューロンと<心の理論>.新曜社.
<内容>共感性の発達プロセス、共感性に関わる脳領域の構造・機能、共感性や衝動性の機能的調節に関わる遺伝子の働き等について解説されています。共感性の発達に関しては、新生児模倣に代表される早期-発達システムと、後期-発達システムがあり、ミラーニューロンに関する諸研究についても理解が深められます。共感性に関わる脳機能としては、扁桃体、島皮質、前頭前野、帯状皮質について紹介されており、特に前頭前野の活動によるメタ共感性(文脈に応じて共感を抑制、維持、強調)とその障害を知ることができます。共感・相互対人関係の障害には、セロトニン神経系が関与し、アデニン遺伝子の塩基配列もこれらに起因することも書かれています。

過去の履歴
R2022年1月〜
Q2021年7月〜12月
P2021年1月〜6月
O2020年7月〜12月
N2020年1月〜6月
M2019年7月〜12月
L2019年1月〜6月
K2018年7月〜12月
J2018年1月〜6月
I2017年7月〜12月
H2017年1月〜6月
G2016年7月〜12月
F2016年1月〜6月
E2015年7月〜12月

D2015年1月〜6月
C2014年7月〜12月
B2014年1月〜6月

A2013年7〜12月
@2013年2〜6月


本研究室の最近の業績紹介(共同研究や共同執筆も含む)
New
【展望論文(Review)】
柄木田健太・田中美吏・稲田愛子(2022)スポーツにおけるイップスのアセスメント・症状・対処.スポーツ心理学研究,49,5-19.<J-Stageの公開ページにリンク>
<Abstract訳>イップスとは「スポーツパフォーマンス中の精緻な運動スキルの実行に影響を与える心理・神経・筋障害 (Clarke et al., 2015, p. 156)」と定義されており、多くのスポーツ選手がイップスに悩んでいます。イップスはスポーツにおける重大なパフォーマンス低下の一因であり、この現象を解明するための症例研究、調査研究、実験研究が多く行われています。これらの研究を把握することはイップスを理解することに繋がり、それにより選手や指導者が練習や試合場面でイップスの改善を図ることに役立ちます。そのため本論文では、1981年から2021年までに発表されたイップスのアセスメント、症状、対処について報告する62文献を総説しました。アセスメントについては、(1) 自己評価、(2) 観察による他者評価、(3) 動作解析や筋電図によるキネマティクスと生理指標からの評価、(4) 評価尺度を利用した評価の4つから構成しました。症状に関しては、不安、注意、性格などの心理面、ならびにキネマティス、筋活動、脳活動などの生理-行動面に関する研究に分類されました。対処については、イメージ技法、薬物療法、その他の心理的スキルに関する研究に分けられました。さらに、イップス経験に伴う心理的成長に関する研究も存在しました。最後には、この総説を基にした今後の研究への展望も記述しました。

New
【原著】
西分友貴子・田中美吏(2022)カヌースプリントにおけるスタート時の反応時間―簡易自動発艇装置を用いたトレーニング効果の検証―.健康・スポーツ科学,12,1-11.<健康運動科学研究所内の閲覧やダウンロード用PDFにリンク>
<Abstract>多くの日本人カヌースプリント選手が自動発艇装置からのスタートの練習不足に伴ってスタートを苦手としています。この研究では日常の練習場面でも使用できる簡易自動発艇装置を開発し、スタート局面の反応時間や状態不安を測定することで、簡易自動発艇装置を利用したトレーニング効果を検証しました。16名の女子大学生カヌー選手が、プリテストとして24試行のスタートに取り組んだ後に、簡易自動発艇装置を使用してのスタート練習を3日間で72試行(1日につき24試行)取り組みました。その後に、24試行のポストテストを行い、プリテストとポストテストの反応時間とスタート前の状態不安について比較を行いました。結果として、プリテストからポストテストにかけて反応時間が有意に短縮し、反応時間の試行間の変動性も有意に減幅しました。状態不安についても有意な低減が認められました。これらの結果から、簡易自動発艇装置を使用したスタート練習がカヌーの競技場面でのスタートのパフォーマンスやその時の心理状態に対して有効であることを提案しました。

過去の履歴


   
Established 2013.2.28
Copyright(C) 2013, Yoshifumi Tanaka