改善・改革の取り組み

生活環境学部 建築学科

※学生向けに公開した内容からの抜粋です。文中の「皆さん」は、学生のことを指しています。

@教員についての評価に関する調査結果について

○教育や指導に熱意をもっている教員が多い

【認識】
  • 多くの教員が熱心に指導に取り組んでいますが、本学科では一級建築士受験資格との関係で、基礎的な知識を習得するための科目も多く、評価が得にくい面もあると思われます。
【改善・改革の取り組み】
  • 知識の定着を促すための指導法の改良や適切な参考事例の選択をさらに心がけていきます。
  • フィールドワークやインターンシップなど、学生の皆さんの経験を深めるための密度の高い実践的教育を推し進めます。

○授業中、学生の質問や意見に適切に対応してくれる教員が多い

【認識】
  • 教員は丁寧に指導していると認識していますが、2年次で授業内容の専門化が進み、難しくなったことにより評価が低下していると思われます。3,4年次には高い数値になっています。
【改善・改革の取り組み】
  • 演習科目や講評会、作品展示を通じて、随時、学生一人ひとりに対応しうるきめ細やかなスタジオ型教育を進めていきます。
  • 講義内容の具体化、小テスト・授業評価の実施を通じ、随時、学生の皆さんの理解度の把握に努め、授業運営に反映させていきます。
  • すべての講義の授業報告書の作成・提出を各教員に義務付け、学生の皆さんの要望や学習状況などの教員の共通理解を図ります。
  • 演習科目と講義科目の相互連携を図り、学生の皆さんの知識の具体化を推進します。

○授業の進め方や指導法をよく工夫している教員が多い

【認識】
  • 評価が大学平均を下回ったのは、2年次の授業内容の難化が影響していると思われます。3、4年次には高い数値になっています。
【改善・改革の取り組み】
  • シラバスに変更があった場合は、学生の皆さんに説明し、状況に応じた授業を展開するよう努めていきます。
  • 小テストを実施し、到達度を常に検証して、学生の皆さんの理解度に応じた授業を心掛けていきます。
  • 演習課題の内容やスケジュールを随時、検討し、より適切な演習の実施に努めます。
  • 教員がそれぞれの担当授業の学習・教育到達目標を理解し、講義や演習の進展度や学生の皆さんの活動内容を毎回確認し、授業報告書に記録し保管することで、継続的な授業の改善に取り組んでいきます。

○勉学意欲をもたせてくれる教員が多い

【認識】
  • 評価が大学平均を上回ったのは、建築への関心を高める努力を各教員が行っているからだと思われます。
【改善・改革の取り組み】
  • フィールドワークや学外との交流、倫理教育、スタジオ型教育などをさらに推し進めていきます。
  • 専任教員・非常勤講師が協力し、様々な切り口から授業の意図や狙いを具体的に説明することに努め、学生の皆さんの建築への関心をより一層、高めるよう努力していきます。

○授業以外でも教員とのコミュニケーションがとりやすい

【認識】
  • 研究室はガラス張りで各学年のスタジオと混在し、コミュニケーションがとりやすい環境になっていることが理由だと思われます。
【改善・改革の取り組み】
  • オフィスアワーをはじめ、授業時間外でも学生が個別に教員の研究室を訪れ、非常勤講師と親密に話し合える現状を継続していきます。

A大学での勉強(予習、復習、宿題等)時間についての調査結果について

【認識】
  • 学習時間は、週当たり大学平均より6.4時間長いです。
  • 本学科では授業時間外の自律的な建築設計製作活動が不可欠です。調査結果を見ても、本学科の皆さんは、長時間熱心に勉強していることがうかがえます。
【改善・改革の取り組み】
  • 学生の皆さんと教員とのコミュニケーションをより一層、重視し、皆さんの建築への興味の向上を図ります。
  • 建築学科の実施するスタジオ型教育、フィールドワークの意義や目的の周知にさらに努めていきます。
  • 研究活動のさらなる向上を目指し、卒業設計・卒業研究の指導体制やスケジュールなどを適宜、検討していきます。

B学科独自で行っている改善・改革のテーマとその取り組み

【テーマ】

「UNESCO-UIA建築教育憲章の遵守とFDの活用」「国際的研究教育活動の展開」「大学院修士、博士課程への進学者数の増加」「建築教育の国際交流の活発化」「学生の自主的研究活動の支援」「卒業生との交流の推進」「発展を続ける教育システムの構築」

【改善・改革の取り組み】
  • 「立学の精神」「学院教育綱領」「教育推進宣言」に加え、建築学科・建築学専攻の「育成しようとする自立した建築家像」、「学習・教育到達目標」について、学生の皆さん、また教職員全員へのさらなる周知を図ります。
  • 建築学科が継続的に取り組んでいるFDに関連した上記したテーマについて、教職員だけでなく、学生の皆さんにも意欲的に取り組み、自主的に参加するよう促していきます。

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