改善・改革の取り組み

共通教育部

@教員についての評価に関する調査結果について

○教育や指導に熱意をもっている教員が多い

○授業中、学生の質問や意見に適切に対応してくれる教員が多い

○授業の進め方や指導法をよく工夫している教員が多い

○勉学意欲をもたせてくれる教員が多い

【認識】
  • 共通教育は教養教育としての意味合いが強い上、各科目の受講者には大学・短大、所属学科、学年の違いがあり、属性の多様さが特徴です。そのため、いずれの科目においても、適切な履修指導や情報提供は当然として、学生の皆さんの興味・関心を喚起し、能動的な学習者となるよう促すには、教員が熱意をもって学生の皆さんに接することの重要性を実感しています。
  • 共通教育担当教員の意見交換の場である共通教育懇談会での議論の状況を見る限り、こうした認識は多くの教員に共有されていることがうかがえます。
【改善・改革の取り組み】
  • 共通教育部教授会において、教育的課題の改善・改革に対する検討を総合的に進めています。
  • 前期、後期それぞれの終了後に開催している共通教育懇談会では、全体会議やグループディスカッションを行い、FD(教育力向上)の推進、教員同士の相互啓発を継続的に実施しています。

○授業以外でも教員とのコミュニケーションがとりやすい

【認識】
  • 共通教育部では非常勤講師の割合が高く、オフィスアワーに相当する時間帯や、個別の研究室が無いことが、満足度数値の低下要因となっていることが考えられます。
【改善・改革の取り組み】
  • 施設面に関しては学内関係部局と改善に向けて取り組む予定です。当面はリニューアルされた図書館内のエリアを利用しての対面指導や、メール等の活用により学生の皆さんとのコミュニケーションを図ります。

A大学での勉強(予習、復習、宿題等)時間についての調査結果について

【認識】
  • 学習時間の問題は、単に宿題や課題を増やすことで解決する訳ではありません。何よりも科目の学習目的・到達目標について学生の皆さんに周知するとともに、毎回の授業においても、その回の目的・目標を明示し、学生の皆さんの理解度の把握や、疑問に対しても受講生全員で共有する形でのフィードバックを行うことが大切と考えています。
  • グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど、アクティブラーニングを促す仕掛けが意味を持つと考えます。
  • こうした取り組みを通じ、学習内容への興味・関心を高め、その延長上として、予備学習の指示や理解の深化を促す課題を課すことが、学生の皆さんの学びに対する姿勢の変化を引き起こすことが期待できると考えています。
【改善・改革の取り組み】
  • シラバスの内容を改善し、各回の授業目的を、よりいっそう明確にして、どのような学習行動が必要となるかが判るよう改善します。
  • 毎回の授業においても、その学習目標・学習課題を明示します。
  • 授業終了時には学習状況の確認ができるよう工夫し、かつ、次回授業の内容と必要な準備学習を予告します。
  • 学生の皆さんの主体的な学習活動が実現するよう、指名やミニ質問紙の活用などにより、授業が双方向になる工夫を取り入れます。
  • 学習習慣(継続的に学び続ける力)の有無が、社会人として仕事をする際や、キャリア形成に影響することを、各科目の特性を踏まえながら伝える努力をします。同時に、本や新聞を読むことの重要性・必要性も喚起します。

B学科独自で行っている改善・改革のテーマとその取り組み

【テーマ】

「教養教育として意味のある科目設定」

  • 社会状況や学生の皆さんの成長段階を踏まえ、今後も一層努力すべきテーマと考えています。

「卒業要件の共通教育科目科目区分の設定」

  • 多くの学科の卒業要件では、「共通教育科目より○○単位」といった大括りの指定になっていますが、学生の皆さんの興味・関心のみに基づいた科目選択では教養教育の目的を達成できません。バランスのとれた履修が実現するよう、履修の仕組みについても共通教育委員会で検討します。
【改善・改革の取り組み】
  • どのような科目を設けるかについては、共通教育委員会を中心に継続的に検討を進めます。また、多種多様な情報を、各人が有効に活用できる知識として身につけられるよう、様々な学問領域に接することが必要と考えます。その対策の1つとして、学科の状況を踏まえて、共通教育の科目区分ごとに卒業要件単位を設定することを検討します。

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