改善・改革の取り組み

文学部 教育学科

※学生向けに公開した内容からの抜粋です。文中の「皆さん」は、学生のことを指しています。

@教員についての評価に関する調査結果について

○教育や指導に熱意をもっている教員が多い

【認識】
  • 免許・資格につながる専門教育を担当する教員は、熱意をもって教育・指導にあたることが極めて重要であると考えており、そのことが学生の皆さんに認められたと認識しています。
【改善・改革の取り組み】
  • 教員の熱意を感じていないと回答した者がいることも明らかなことから、このことは何をよりどころとしたものなのか、学科FD勉強会などで教員間での認識を共有していきます。

○授業中、学生の質問や意見に適切に対応してくれる教員が多い

【認識】
  • 質問や意見に対応することは大事なことであるとの認識を共有していますが、実際にどの程度対応しているかについては、個々の授業のクラス規模の問題もあり難しい状況にあります。
【改善・改革の取り組み】
  • クリッカーその他の電子機器を用いた応答・質問の授業システムの導入を考えていきます。
  • 授業後などでの質問を奨励していきます。
  • 授業中に質問を出しやすいクラス規模のあり方について考えていきます。

○授業の進め方や指導法をよく工夫している教員が多い

【認識】
  • 授業の進め方、指導法の工夫の実例を示すことは将来教職に就くことを希望する者に対しては特に重要であり、そうした重要性は教員間でもおおむね共有されていると認識しています。
【改善・改革の取り組み】
  • 授業の進め方や指導法の工夫の実際について、効果的な方法を学生の皆さん・教員ともに学び合うことができるようなFD研修などの時間の確保をしていきます。
  • 事務局の協力を得て、仕事の合理化を図り、教員が余裕をもって仕事に取り組める体制作りを進めていきます。

○勉学意欲をもたせてくれる教員が多い

【認識】
  • 学生の皆さんからは肯定的な回答をいただきましたが、勉学意欲をもたせてくれない教員もいるという回答もあることから、勉学意欲を促すという点では、教育学科の教育は検討すべき課題と考えています。
【改善・改革の取り組み】
  • 将来の進路にからめて、学習への動機付けを高める働きかけを、授業のみならず授業以外の様々な場面でも進めていきます。

○授業以外でも教員とのコミュニケーションがとりやすい

【認識】
  • 授業以外での学生の皆さんとのコミュニケーションには、@雰囲気づくりがあること、A空間があること、B時間があること、の3つの要因が関係すると考えています。
  • 教員は学生の皆さんに対してフレンドリーに接してコミュニケーションの雰囲気づくりには熱心ですが、学生の皆さんにとって居場所やコミュニケーションを展開する場の充実と時間の確保が必要であると認識しています。
【改善・改革の取り組み】
  • 平成27年度に学校教育センター(仮称)が新築されることにより、さらに教員とのコミュニケーションを図ることができるようになり、学生の皆さんの居場所も確保することができるようになります。
  • オフィスアワーの制度を一層活かして、学生の皆さんが気軽に相談できる環境づくりに努めます。

A大学での勉強(予習、復習、宿題等)時間についての調査結果について

【認識】
  • 学習時間は、週当たり大学平均より1.2時間短いです。
  • 複数の資格・免許取得をするためカリキュラムが過密で学生の皆さんの空き時間が少ない状況です。また、授業以外の時間帯には、小学校・幼稚園・保育所へのボランティア活動やアルバイトにいそしんでおり、空き時間が少なく勉強時間が少なくなっていると言えます。
【改善・改革の取り組み】
  • 入学当初からの指導を強化して、授業以外の学習を習慣づけていきます。
  • 各授業担当者が各自の授業にそくして宿題などの適量を見定めるべく、学科内で授業デザインをテーマにしたFD研修を実施します。

B学科独自で行っている改善・改革のテーマとその取り組み

【テーマ】

「めざすべき教師・保育者像とそのためのカリキュラムの改革」

【改善・改革の取り組み】
  • 学科内で調査結果をしっかりと検討し、自由記述も含めて、学生の皆さんからの声を受け止めていきます。
  • 実習期間の見直し、参加型授業、少人数授業の導入など、学生の皆さんからの要望について改善の方策を考えていきます。
  • 指導法の工夫を教員間で共有化するためのFD研究会の開催、学習時間を増やすための方策についても検討していきます。

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