改善・改革の取り組み

音楽学部 演奏学科

※学生向けに公開した内容からの抜粋です。文中の「皆さん」は、学生のことを指しています。

@教員についての評価に関する調査結果について

○教育や指導に熱意をもっている教員が多い

【認識】
  • 教員に対する各項目については、「進路についての助言」の項目が低めですが、大学全体のポイントよりは高い評価を得ています。
  • 専門実技をマンツーマンで指導していることから、熱意の無いことはすぐに判るため教員の意識も高くなっていると思われます。
  • 学習目標を個々に設定し、それに向かって指導しているため、学生の皆さんの達成感とともに教員も達成感を味わうことができ、そのことが熱意を保てる原動力になっていると認識しています。
【改善・改革の取り組み】
  • 個人指導では、相互の人間関係・信頼関係が大きく関わってくるため、その良好性を保つにはどうすればよいかを検討し、意見交換を行っています。

○授業中、学生の質問や意見に適切に対応してくれる教員が多い

【認識】
  • 学生数が少なく、1学年全体の授業でも十分コミュニケーションがとれるという恵まれた環境であるため、大学全体の平均よりポイントが高いと認識しています。
【改善・改革の取り組み】
  • 実技では1対1の形態であるため人間関係の良し悪しが学習意欲に及ぶことから、指導時の言動については、常に留意するよう心掛けており今後もこの方針を継続していきます。 

○授業の進め方や指導法をよく工夫している教員が多い

【認識】
  • 学生数が少なく、講義形態の授業において理解度の高い・低いが見受けられることから、教材の作り直しや説明方法の変更などの工夫を行っているため、ポイントが高くなっていると思われます。
【改善・改革の取り組み】
  • それぞれの学生の皆さんの習熟度の把握に努め、各自の習熟度に沿った課題を与えるなど、さらに細かい工夫を今後も継続していきます。

○勉学意欲をもたせてくれる教員が多い

【認識】
  • 学習の主軸となる専門実技がマンツーマン形態であり、目標を定めて指導を行っているため、学生の皆さんには毎回の授業でその達成感が感じられることから、大学全体の平均よりかなり高い結果となっていると認識しています。 
【改善・改革の取り組み】
  • 学生個々の学習目標と、その過程における段階的目標を定めて、学習における達成感を実感しながら最終目標に到達できるよう、さらに工夫していきます。 

○授業以外でも教員とのコミュニケーションがとりやすい

【認識】
  • 学生数が少ないという恵まれた環境にあり、ほぼすべての学生の皆さんと授業やレッスンなどにおいて何らかの関わりがあるため、皆さんからもアプローチしやすい雰囲気があり、大学全体の平均よりかなり高くなっていると思われます。
【改善・改革の取り組み】
  • オフィスアワー以外でも気楽に相談できるよう、メールアドレスや研究日の周知を図って、さらにコミュニケーションがとりやすくなるよう工夫していきます。

A大学での勉強(予習、復習、宿題等)時間についての調査結果について

【認識】
  • 学習時間は、週当たり大学平均より4.9時間長いです。
  • 学習時間が比較的長いという結果ですが、これは実技を主体とする学科の特徴と思われます。
  • 専門実技など、教員と学生の皆さんとの相互信頼関係の上に成り立つ授業において教員の要求レベルを満たす必要があること、学習しないことで次の授業が成り立たなくなることが多いことから、学習時間を長くとることにつながり、大学平均を上回る結果となっていると思われます。
  • 実技以外の科目においては、現在の学習時間では不足であると考えます。
【改善・改革の取り組み】
  • 講義などで課題を出す回数を増やしそれを成績評価の対象とするなど、課題の工夫や成績評価の方法など、課外学習時間を増やす工夫を検討中です。

B学科独自で行っている改善・改革のテーマとその取り組み

【テーマ】

「専門実技科目を演習・ゼミ科目として認識させる」
「就職率の向上」

【改善・改革の取り組み】

「専門実技科目を演習・ゼミ科目として認識させる」

  • 専門実技科目について、教員と学生の皆さんとの間で、演習・ゼミ科目としての認識に相違があるため、専門実技科目が演習・ゼミ科目であるとの認識を持ってもらうための方策を検討中です。

「就職率の向上」

  • 室内楽やオーケストラといった合奏や合唱などにおいて、協調性や他とのバランス感覚などが育成され、社会に役立つという認識が理解され始めてきていることから、一般就職に対する傍流的な認識を改め、積極的に一般就職を支援し就職率の向上に努めていきます。
  • 学科パンフレットの編集方法を工夫し、機会あるごとに企業に対する広報を行って、音楽専門領域以外の一般就職への進路を広報する努力をしています。
  • 学科パンフレットだけではなく、ホームページや高校訪問・説明会などで、広く広報し周知させる方策を検討し、演奏家や教職者以外の道の可能性を示して、志願者増につながるようにしていきます。

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