改善・改革の取り組み

健康・スポーツ科学部 健康・スポーツ科学科

※学生向けに公開した内容からの抜粋です。文中の「皆さん」は、学生のことを指しています。

@教員についての評価に関する調査結果について

○教育や指導に熱意をもっている教員が多い

【認識】
  • 教員は日々熱意を持って厳しく指導しています。しかし、そのことが何事も指示を与えてもらえることを好む現在の学生気質から評価を下げていると考えられます。
  • 特に体育教師は、現場では生活指導などを中心にいろいろな責任ある立場にあり、社会で自立した行動を取れるようにするためにも、厳しく指導する態度を崩すべきではないと考えており、そのことを理解してもらう必要があると考えています。
【改善・改革の取り組み】
  • 教員には、授業指導、研究指導、運動部指導が求められ、各々の持つ知識や経験を指導内容に取り入れ、専門性を持ってもらえるようにしていきます。
  • 授業アンケートなどを用いて、教員が熱意のある教育・指導を行っているか点検します。  

○授業中、学生の質問や意見に適切に対応してくれる教員が多い

【認識】
  • 本学科は実技科目が多いことから、幅広い学生の皆さんの能力に対応できるようにする必要があると考えています。
【改善・改革の取り組み】
  • 一方通行的な講義を避け、学生の皆さんへの質問と応答を活用しながら、双方向的な授業になるように工夫します。
  • 質問や意見には適切に対処し、必ず自身で調べなければならない課題を課すようにします。

○授業の進め方や指導法をよく工夫している教員が多い

【認識】
  • 指導法を見直し、各教員にもその方針を周知し指導法の向上を図る必要があると考えています。
【改善・改革の取り組み】
  • 補助教材としてプリント等を配布したり、授業を始める前に講義内容の概略説明をするなど授業の目標を理解できるように工夫します。
  • 実技授業については、できない人ができるようになるためのスモールステップを設定します。
  • 講義授業については、パワーポイントを用いた教材作成・説明にとどまらず、学生の皆さん自身が作業(ワーク)を行うようにし、受け身の受講姿勢から積極的に関わる受講姿勢に変わるように工夫します。
  • 学外実習の前に、それぞれの実習で実践できる現場に沿った授業展開を進めるようにします。

○勉学意欲をもたせてくれる教員が多い

【認識】
  • 勉学意欲を促すという点では、本学科として可急の課題と認識しています。
【改善・改革の取り組み】
  • 双方向の授業展開を基本とし、発表によるディスカッションを随時取り入れていくようにします。
  • 学生の皆さんの、過去の学習やスポーツ経験、現在の多くの学び、未来の職業領域との関連性を持たせながら授業内容を解説します。

○授業以外でも教員とのコミュニケーションがとりやすい

【認識】
  • 教員は学生の皆さんに対し雰囲気づくりには熱心ですが、皆さんと教員が共に過ごせる居場所の確保が必要であると考えています。
【改善・改革の取り組み】
  • オフィスアワーの周知徹底を図り、研究室前に不在時の連絡方法を詳細に記載するようにします。
  • 教員は授業以外に、部活動指導時、学外実習時などの機会を利用して積極的にコミュニケーション量を増やすように努めます。
  • 各階にテーブル、イス等が設置された研究棟の談話スペースを活用して、学生の皆さんとの積極的なコミュニケーションを図っていきます。

A大学での勉強(予習、復習、宿題等)時間についての調査結果について

【認識】
  • 学習時間は、週当たり大学平均より1.9時間短いです。
  • 運動部に所属している者が多く、学習時間を十分に確保できなくなっているのが現状です。
【改善・改革の取り組み】
  • 運動部活動の終了時間を徹底し、時間的余裕を持てるようにします。
  • 予習では次回の講義内容を確認し、復習ではその日の講義内容をまとめて提出してもらうようにし、課題として適宜レポートの提出を課すようにします。
  • ノート作成型授業について検討していきます。
    案として、ノートには講義内容を記載し、配布資料や各自の調査研究・発表したレポートを添付します。発表は全員が行い、発表者の内容もノートに記載し評価も行います。

B学科独自で行っている改善・改革のテーマとその取り組み

【テーマ】

「主体的な学びと積極的な教育支援」

【改善・改革の取り組み】
  • 座学では主体的に学ぶために事前・事後学習の方法を確立していきます。例えば、センテンスごとに学びのポイントや要約を事前提出してもらい、興味関心を促し、学習後にはまとめ・総論を提出してもらいます。
  • 実技では各種スポーツにおいて、できる・できないが学びに大きな障害となっているため、不得手なスポーツ種目について、どの技術段階で伸び悩むか技術の本質を理解できる学習を進めていきます。
  • 卒業研究では実践研究が中心であることから、他学科学生・教職員・保育園児・幼稚園児や地域住民への運動指導を実施しており、今後も各ゼミで継続していきます。
  • 今後学科の進むべき方向性について、教育目標である社会に有為な人材を育成するために、各種スポーツの隆盛と、出口としての教員就職、総合スポーツ施設やフィットネスクラブへのインストラクターやトレーナーとしての就職を充実させることを考えています。そこで、3年次から進路を明確にし資格取得を目指したクラス編成を行ない、教育の特色を明確にしていくことを検討していきます。

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