改善・改革の取り組み

※学生向けに公開した内容からの抜粋です。文中の「皆さん」は、学生のことを指しています。

教育学専攻

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  総  括

 本専攻は、教育史・哲学分野、教育課程・教育経営分野、幼児教育・保育分野の3つの領域で構成されています。修士課程(入学定員6名)のみの専攻で、小規模であるため、皆さんと教員の関係は、院生室と教員研究室とが離れているにもかかわらず良好です。そのことは、上記Eの学会発表の奨励の項目を除いて、満足度が全体的に80%前後の値であったことに示されています。つまり、概して、学生の皆さんは満足して修学している、ということがうかがわれます。ただし、研究環境面の改善と学会発表の奨励に関しては課題があると感じています。その点について皆さんとの座談会を実施し、生の声を聞きました。また、当日欠席者には、用紙で提出してもらい、一人でも多くの声を吸い上げました。今後は、そこから見えてきた課題を意識しつつ、皆さんと教員の双方が協力・連携する中で、より一層皆さんのやる気が増すような専攻の運営に取り組んでいきます。

授業について

 上記@ABの項目において81.8%という高い値を示していることは、高度な専門性を有した教師等になることを目指す皆さんのニーズを考慮した科目設定ができている、と受け止めることができます。今後も、日々変化する状況の中で、各授業担当者が受講生の最新のニーズを理解しながら講義・演習を展開していきます。
 一方、Cの結果については真摯に受け止め、他専攻や他の研究科の開講科目の履修指導を様々な機会を設け、丁寧に行っていく必要性を感じています。

教育・研究環境について

 上記DとGについては、いずれも72.7%と高い値を示していますが、学会への参加に関する項目EFは低迷しています。教育学の研究方法は多様であるため、専門分野の知識を踏まえた上での学会発表は、1年では極めて困難と言わざるを得ません。しかし、1年次の時点で、研究の意義を明確にし、研究発表に対する動機づけをしつつ、サポートしていく必要があると感じています。今後は、皆さんのキャリア志向を尊重しながら、2年になれば地方学会などでも発表するよう促します。
 なお、皆さんとの座談会で出された「コピー機の設置場所」の問題については、早急に改善を図ります。

教員について

 教育・研究面に関する上記H〜Kへの満足度は高く、平均して81.8%の値を示しています。また、教員とのコミュニケーション面に関するLMへの満足度も高く、平均して95.5%の値です。この値を維持していくため、今後も、教員各自が切磋琢磨して教育・研究に励み、専攻内でのFD活動にも取り組みながら、皆さんの研究意欲をさらに向上させたいと強く考えています。

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